それでも僕は立って尻を拭く
たうゆです。
僕はトイレを終えた後、立ちながらお尻を拭きます。
するとセンサー付きのトイレは、僕が立ったので「ウィーンッ」と音を鳴らし始めます。
そして数秒後に「ザーッ」と水を流してしまいます。
…
僕はまだトイレットペーパーを手に持ったままです。
僕の出すトイレットペーパーを受け入れることなく、水は流れていきます。
またそのタイミングも絶妙で、拭き終わるから終わらないかのタイミングで流れていきます。
「またか…」
「もうちょっと待ってくれてもいいのに… 」
とずっと思っていました。
「みんなどれだけ尻拭くの早いんだよ」
とも思っていました。
ある日です。
テレビにてトイレの話題をしていました。
(スタジオトーク)
上地雄輔:「???」
他出演者:「上地くんどうかした?」
上地雄輔:「あれ、もしかしてトイレの後座りながら拭くんですか?」
他出演者:「そりゃそうだよ。じゃあ上地くんはどうやって拭くの?」
上地雄輔:「立って…中腰になって拭きますけど」
他全員:「(爆笑)」
僕はこの時衝撃を受けました。他全員が笑っているのを見て衝撃を受けました。
「そりゃ、立って拭いている間にさっさと水が流れていくわけだ…」
みんなは座りながら用をたして、座りながらお尻を拭くのだから、立ち上がる瞬間というのはトイレを離れる時。その瞬間に水が流れるのは当然のこと。
一方僕は、座りながら用をたして、立ちながらお尻を拭く。そんなことはつゆ知らずトイレは「(便座から離れたな。トイレ終了だな)」と判断し水を流してしまう。
長年の謎が解けた瞬間でした。
みんなの尻を拭くスピードが早いわけではなかったのです。
立って拭くか、座って拭くか
ということで僕も一度座ってお尻を拭いてみました。
座って用をたし終えた後に、わずかに腰を浮かして、その隙間にトイレットペーパーを入れる。そしてお尻の穴にあてる。
痛い…
便座に腰掛けた状態というのは、お尻の穴が広がっています。そこにトイレットペーパーを当てると痛い。痛いまではいかなくても肌への刺激が強い。
僕はトイレットペーパーをしっかりとお尻の穴に押し込んで拭きたいです。
押し込んだ時に穴が広がりすぎていると、痛い。
一方立って拭くと(基本的には中腰)、お尻の穴の広がりがゆるくなります。
便座に座っている状態ではしっかり広がっているお尻の穴が、立つことで広がりがゆるくなります。
広がりがゆるい状態だから、トイレットペーパーを穴にしっかりと押し込めます。
座りながら→穴の広がりがしっかり→ペーパーを押し込みにくい
立ちながら→穴の広がりがゆるい→ペーパーを押し込みやすい
というのが僕の感想です。
僕はこれからも立ってお尻を拭きます。
僕を待たない全ての全自動トイレへ
これからも立ちながら尻を拭くからな!!
先に流れようが知ったこっちゃない。
流れたきゃ流れろ。
「ウィーンッ」とか鳴ってももう焦らない。
もう「みんなと違って尻を拭くのが遅いのか…」と劣等感を感じたりしない。
だから先に流れたきゃ流れやがれ。
言っておくが、立って拭くのは俺だけじゃないからな。
少数派とはいえ、一定数いるんだぞ。
そんなことも知らずに先に流れやがって。
全自動なんて要らないんじゃないのか?!
(ごめんなさい。冬の暖かい便座ありがたいです。いつもお世話になっています)