美女の正面に座った彼の、ナンパ以外の選択肢を勝手に考えてみた。

たうゆです。

 

こちらの写真は、大阪梅田のとある場所

f:id:tauyuu:20151026091321j:plain

 

ビルの合間にありながらも、緑があって気持ちのよい場所。

 

この黒いところに座って昼食をとっていました。

 

一つ前の黒いところ(写真の一番手前)に女性が座っていました。

 

こんな感じ↓

f:id:tauyuu:20151026094043j:plain

2人とも前を向いています(←絵が下手)

 

 

他にも人がいたのですが、みんな同じ方向を向いていました。そりゃ面と向かうのもね…

 

さて、そんな状況でモグモグとご飯を食べていると、一人の青年がやってきました。

 

「自分と同じくらいの年齢かな」と思いつつ何気なく彼を目で追っていると、

 

なんと彼女の正面に座りました!!

 

f:id:tauyuu:20151026094602j:plain

 

そしてスマホをさわり始めました。

 

一方彼女は、正面に座った彼を気に留めることなくずっと下を向いたまま(僕の方からは後ろ姿しか見えていないのですが、おそらく彼女もスマホをさわっていたのでしょう)

 

もう僕は気になって仕方がありません。

 

「(目の前に座るかね、普通…)」

 

「(いやちょっと待て。彼女をチラチラ見ているぞ。もしかしてナンパか??)」

 

どうやらナンパみたいです。

 

僕から見える彼女は、後ろ姿だけではありますが、なかなか美人そう。

 

彼は彼女になんと声をかえるのか?そしてどのような結末になるのか?

 

これは面白そうだ!!

 

僕はモグモグしながら待っていました。

 

ワクワクしながら待っていました。

 

待っていました。

 

 

 

一向に声をかける気配がありません。チラチラと彼女を見るばかり。。

 

そして考えてみたら彼がナンパと決まったわけではありません。僕が勝手にそう思っているだけです。

 

なので彼と彼女の結末を待っている間に、他の選択肢を考えてみました。

 

 

 

 

 

『美女の正面に座った彼の、ナンパ以外の選択肢』

 

■その1 待ち合わせをしていた

 

誰かとここで待ち合わせをしていたという可能性。

 

彼の心の声

「まだ時間も早いし座って待っていよう。ただ彼はこっちから来るだろうから、見えるように座らないとな。あっ、正面に女性がいるけど、下を向いてスマホさわっているし気にしていないだろう。ここしか空いていないし」

 

的な。彼の進行方向を考えていたら、彼女の正面になってしまったというワケ。

 

 

 

 

■その2 何も考えていないだけ

 

真向かいに座られたら僕は嫌です。おそらく周囲の人も嫌だから、みんな同じ方向を向いているのでしょう(というか無意識?鴨川の河川敷でカップルが等間隔で座る的な)

 

ただ彼は違った。

 

彼は僕らと違ってそんなこと気にしていなかった。それだけのこと。

 

 

 

 

■その3 実は僕狙い

 

彼は僕の予想どおりナンパだった。

 

だが相手が違った。正面の彼女ではなく僕だった。

 

彼の心の声

「やはり声をかけるなら正面に座りたい。だが彼は食事中ということもあって前を向いていることが多い。そんな中いきなり真正面に座るのは恥ずかしいし、怪しまれるかもしれない。まずは離れた場所から見てタイミングを伺おう。やはり斜め向いだな。うん、あそこがいい!!」

 

的な。

 

f:id:tauyuu:20151030100510j:plain

 

うん、ないね。

 

 

 

 

■その4 今日のラッキーアイテムが「南向き」だった

 

彼女と僕が座っていたのは「北向き」です。そして彼が座ったのは「南向き」。

 

彼は占いが大好きで、毎朝かかさずチェックしている。

 

なんと今日は最下位…ガビーン

 

が、「南向きを意識すればいいことあるよ♪」とのこと。

 

だから南を向いて座っていた。

 

 

 

 

 

■その5…

 

を考えていたところで場面は動きました!!

 

彼女が突然立ち上がったのです。

 

そしてスタスタと移動し始めました。

 

「(あ〜あ、残念)」

 

と僕が勝手に残念がっていると、

 

ガタッ!!

 

なんと彼も立ち上がったのです。

 

そして彼女の後を追いかけ始めました。

 

 

 

 

「キターーーーーーーーーーー」

 

 

 

いいぞ。いけいけ!!

 

後ろから声をかけるのかと思ってワクワクしながら見ていると、彼は彼女を横から抜き去って、斜め前で立ち止まりました。

 

「(正面から声をかけるのか?ファイト!!)」

 

僕はいつの間にかナンパくんを応援しています。

 

彼女が立ち止まった彼の方へと近づいてきます。

 

少しずつ近づいてきます。

 

2m

 

 

1m

 

 

50cm

 

 

 

0cm

 

 

「あれ?」

 

彼は声をかけませんでした。

 

あ〜〜。

 

ナンパ失敗です。(というかチャレンジしていない。というかナンパだと決定したわけではない)

 

僕が一人悔しがっていると、ここで5つ目の選択肢が浮かんできました。

 

 

■その5 実は知り合い??

 

「あれ?あの人◯◯さんじゃないか?」

 

でも人違いだったら恥ずかしいし迷惑だから正面から顔を見て確認しよう。

 

う〜ん、下を向いていて顔が見えない。

 

ちょっと顔を上げるまで正面に座って待っていよう。

 

ガタッ!!

 

おっ、移動し始めた。これで顔を見ることができるぞ。

 

(先回り→確認)

 

似ていたけど違ったな…

 

 

的な。

 

 

 

と考えていると彼がこっちに戻ってきました。

 

「(やばい、見てたのバレたかな?)」

 

ごまかすために無駄にカバンをゴソゴソ。。

 

彼が近づいてきます。

 

「(何見てたんだよ!!とか言われたらどうしよう…)」

 

「(ナンパ失敗してイラついている彼に絡まれたらどうしよう…)」

 

小心者の僕は震え上がります。

 

 

 

スタスタ

 

彼はそのまま僕をスルーしていきました。

 

「ほっ」

 

と一息ついたのもつかの間、彼はまた引き返してきます。

 

何やら近くをウロウロしています。

 

「やばい、、これはその3『実は僕狙い』だったか?」

 

とありもしないことを考えていると、彼は通り過ぎて行きました。

 

 

 

 

 

 

そしてちょうど今

 

おじさんが僕の斜め前に座りました。

 

「これってひょっとして…」